同意書は大切に保管を
当院で手術や内視鏡検査をする場合、看護師が事前に手術・検査説明を行い、患者さんが同意された上でサインをいただいています。
そして同意書の原本は、必ず患者さんにお渡しています。
特に手術の同意書については、病名、麻酔法、手術術式なども記載されてあるのですが、これは手術給付金制度にも役に立ちます。
生命保険会社によっては領収書と明細書のみで問題ないところもあるようですが、そうではないところもあるので、予定している手術が手術給付金の対象なのかどうかが事前に分かっていると手続きが楽になります。
手術給付金で必要になってくるのが、Kコードです。
Kコードとは、厚生労働省が認定している医科診療報酬点数表で定めている手術ひとつひとつに定められた番号のことを指します。
それぞれコードと点数が定められており、手術料が算定されるものは「K-〇〇〇(〇は数字)」と定められています。
手術前に手術給付金が下りるのかどうか確認したい場合は、保険会社にこのKコードを伝えると、ご自身がご加入の保険の内容に応じて、給付対象となるかどうかがわかります。
患者さんの中には、当クリニックで過去に行った手術の日時と手術名を教えてほしいというお問い合わせをいただくことがあります。
お電話では個人情報保護の観点からお伝えできないことがあります。
また領収書や明細書を再発行するには料金が発生しますので、医療機関で発行された書類は破棄せず、大切に保管していただきたいと思います。
Minami