いろいろな腹痛
腹痛は、消化器の外来診療を行うなかで、最も多くみられる自覚症状の一つです。
皆さんも経験したことはあるでしょう。
腹痛の原因は、一時的なものから重大な病気によるものまで多岐に渡ります。
一時的な腹痛があっても、「食べ物のせいかな?」「便秘かな?」「心身の疲れかな?」など軽く考えてしまいがちですが、単に腹痛と言っても、胃や腸だけではなくお腹のなかにある多くの他の臓器の病気の可能性もあります。
急激に起こる腹痛の原因は、急性胃腸炎、急性虫垂炎、胃、十二指腸潰瘍、腸閉塞、胆のう炎、胆石症、膵炎などさまざまな病気の可能性があります。
女性であれば、卵巣の出血や子宮外妊娠、卵巣腫瘍の茎捻転なども激しい腹痛がおこります。
時間を問わず、すぐに受診した方が良い症状としては
・冷や汗をかき動けないくらいの痛み
・これまでに経験したことのない激しい腹痛
・腹痛とともに吐血や下血する
・お腹の特定の部位を押すと痛みが強くなり、離すと痛みが増強する
・38度以上の発熱を伴う
などです。
上記に当てはまらなくても、腹痛に伴う便秘や下痢、嘔吐、食欲低下、体重減少、市販の薬を服用しても痛みが取れない場合は、様子をみずにまずは消化器内科へ受診してください。
ご自身が何科へ受診すれば良いのかわからない場合は、札幌市の救急安心センターにご相談ください。
♯7119もしくは011-272-7119 です。
日本語以外のたくさんの言語にも対応しています。
症状をもとに、救急車を呼ぶべきかの判断をしてくれますし、自力移動ができそうなら当日の救急病院の案内などをしてくれます。
https://www.city.sapporo.jp/hokenjo/qq7199/index.html
どこの病院が腕利きか、というようなことは相談できませんので、ご注意ください。
札幌フィメールクリニックでも診療時間内であれば、当クリニックで対応可能な症状かどうかについてお答えできますので、お電話でご相談下さい。
Mami