銀イオン入り制汗剤
最近暑い日々が続いていますね。
歩いているだけで汗がたくさん出てしまうので、持ち運びのできる小型扇風機が非常に役に立っています。
スマートフォンのように充電できるのも、とても便利です。
街中でも若い世代で持ち歩いている方が多いですね。
ところで、マンモグラフィ撮影の際に、銀イオン入りの制汗剤を付けてくるのがNGということを、皆さんはご存知でしょうか?
乳房や脇は汗をかきやすい部位なので、季節を問わず制汗剤を利用している人もきっと多いと思います。
撮影の際、患者さんと技師の距離はどうしても近くなってしまいます。
お気遣いで乳房や脇に制汗剤を付けてくる方も少なくないようです。
どんな影響があるかというと、銀イオンはマンモグラフィの画像上で石灰化のように白く映ってしまう可能性があるのです。
石灰化には、良性のものと悪性のものがあります。
良性でも、定期的な経過観察が必要な石灰化はたくさんあります。
当クリニックでも、石灰化の経過観察で来院される方は多くいらっしゃいます。
もし銀イオンが石灰化のように映ってしまった場合、実際の石灰化があった際判断が難しくなり、誤った診断にも繋がってしまうのです。
検査前に制汗剤を付けてきてしまったという方がいましたら、その際は教えてください。
拭き取っていただければ、検査を受けられます。
もちろん、銀イオン入りでなければ問題ありません。
正確な診断のために、ご協力お願いいたします!
Wakana