社会的支援の活用
いま私の母は84歳です。
姉の家族と一緒に暮らしていましたが、認知症が進んできたこと、糖尿病治療維持のために今春施設に入りました。
通帳がない、カードがない、もらったばかりのお薬がない、インシュリン注射打ったか忘れた・・
そんな心配になる発言が徐々に増えていきました。
いつも家族がそばにいられる場合は良いですが、そうではない場合、いつ何があるかわからないことを考えると、そろそろ考えなくてはいけない時が来たと思いました。
成年後見制度というものをご存じですか?
認知症や知的障害、精神障害など判断力が十分でない方で、お金の管理や生活に必要な契約・手続きが難しい方に代わって、法的な権限を持って支援する人(成年後見人等)を家庭裁判所が選び、支援する制度です。
通帳の管理や財産管理、書類などの手続きのお手伝い、福祉サービス利用や入院手続きなどのお手伝い、生活状況の確認など利用できるサービスは多岐にわたります。
最終的に私の母は施設に入ることを選びましたが、後見人制度の利用も考えました。
どのようなサービスが利用できるか一般的な相談はもちろん、弁護士や司法書士、社会福祉士への専門相談も予約制で行っています。
相談は無料です。
どこに相談したらいいのか、誰に相談したらいいのかわからないけれど、一人ではどうにも出来ないこともあります。
社会的支援をよりよく活用し一人で抱え込まずに、本人の意思を尊重した支援が出来るといいですよね。
お困りの方は、札幌市成年後見推進センターにご相談ください。
http://www.sapporo-shakyo.or.jp/consult/anshin
Miya