きっかけはひとつのピンクから

tsutaya

乳がんの正しい知識を広め、乳がん検診の早期受診を推進することを目的としたピンクリボン運動ですが、数年前に比べると「ピンクリボン」という言葉の認知度もかなり上がったように感じます。

認知度が上がったことにより、企業がキャンペーンに協賛・参画するなどイベントも増えてきましたね。 

今月10/1~10/31までの期間、江別蔦屋さんで「きっかけはひとつのピンクから。PINK RIBBON」というイベントを行っています。

何気ない日常の中で自分と大切な人が「ピンク色」を意識することでピンクリボン運動を知るきっかけに繋がることを考えたイベントです。 

ライフスタイル提案型施設の蔦屋さんらしく、知・暮らし・食にまつわる色々な角度からピンクリボンにアプローチしています。

Akiko院長のブログでも紹介されていた北海道テレビ阿久津友紀さんのトークショーや、がん患者にとって切実でリアルな治療費や仕事の継続など、がんにどう備えるかを考える保険会社の方の対談があったり、各飲食店ではピンク色をテーマにした新メニューが楽しめたり絵本の読み聞かせがあったり盛り沢山な内容です。 

メイクに興味のある方はご存知のメーカーかと思いますが、ベアミネラル社の方のメイク講座もあったようです(講座はすでに終了しています)。 

アピアランスケア…聞いたことあるでしょうか?

医学的・整容的・心理社会的支援を用いて、外見の変化を補完して、外見の変化に起因するがん患者の苦痛をケアすることです。 

乳がん治療は、放射線治療や抗がん剤治療、手術などにより外見の変化を伴うことが多く、人によっては、それで治療や日常生活に前向きになれなくなることもあります。 

命が最優先ですが、自分らしく心地よく過ごすためのQOLを上げるうえで、アピアランスケアはとても大事だと思います。

もちろん必ず必要なことでもなく、また元の姿に戻ることでもありません。

傷をメイクできれいにしたり、ウィッグや帽子でオシャレをしたり、着け心地良く外見もカバーできる下着でオシャレを楽しんだり、その人がその人らしく変わらない日常を楽しむためのアピアランスケアです。 

私も、乳がんの手術の後は喪失感が大きかったのですが、今は術後の方専用の下着はもちろん、一般の方向けにも色々な下着があり術後の変化をカバー出来るデザインやカラフルでかわいいものあるので、気持ちも前向きに楽しく過ごせるようになりました。 

イベントやワークショップは終了しているものもありますが、今月末まで知・暮らし・食を通して「ピンク色」に繋がる本の紹介やパネル展示などもされているようなので、お時間がある方は足を運んでみてくださいね。 

 

Miya 

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