冬の乾燥には保湿を

hoshitsu

これから冬が近づき、肌が乾燥してしまうという方もいらっしゃると思います。 

当クリニックの乳腺外科には、乳輪乳頭の痛みやかゆみの症状があり、受診される方もたくさんいらっしゃいます。

その症状の患者さんの多くに、皮膚の乾燥がみられます。 

検査前にお話を聞く際に、「かゆくてかいてしまう」「つゆが出て下着が汚れてしまった」「つゆが出たせいで下着にべったりついてしまい、はがすのが痛い」と訴える患者さんが多い印象です。

患部を見せてもらうと、皮膚がはがれてかさぶたのようになっている方もおり、見るだけで痛そうです。 

このような症状がある方は皮膚炎が疑わしいのですが、乳輪乳頭がただれる症状をおこす乳がんもありますので、マンモグラフィ検査とエコー検査、医師による視触診を受けていただいています。 

初診で皮膚の症状で受診される方は10代、20代の若い方も多く、乳がんのリスクが低い年代の方には、マンモグラフィ検査は行いません。 

検査と診察で乳腺に病気がないことが確認できたら、皮膚炎の治療を開始します。

皮膚トラブルは掻いてしまうのは一番よくありません。

寝ている時に無意識に、なんてこともあるようです。

かゆみが辛い方には、内服薬も処方しています。 

軽い症状であれば、保湿をするだけでも悪化を防ぐことができます。

私も乾燥が気になり、季節問わず保湿剤を使っています。

保湿剤はドラッグストアなどでたくさんの種類が販売されていますので、ご自分に合ったものを見つけてみましょう。 

乳房の症状は、皮膚の病気かなと思ってもなかなか相談しづらい部分だと思います。

長引く乳房の皮膚の症状も、当クリニックにご相談ください。 

当クリニックは予約制ですので、不安なことがありましたら、webかアプリかお電話で予約していただき、受診をお願いします。 

 

Wakana 

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