女性の診療放射線技師
今まで診療放射線技師についてのブログを何回か書いてきたので、ブログを読んでくれている皆さんはすでにご存じと思いますが、実は近年、女性の診療放射線技師の需要がとても高まっています。
私が生まれる前は女性技師をほとんど見たことがなかったそうで、母も乳がん検診を受ける際、男性技師にマンモグラフィを撮影してもらっていたそうです。
北海道では、札幌など人口が多い都市部の施設では、多くの女性技師が働いていますが、人口が少ない地域では男性技師のみの施設が多い印象です。
以前道東の病院に勤務していましたが、私が採用されるまで女性技師が来たことがなかったと言われました。
もちろんマンモグラフィは男性が撮影しており、抵抗のある方は女性技師を求めて、別の地域で受けていたそうです。
当クリニックにも、遠方からの患者さんがいらっしゃっています。
マンモグラフィはもちろんですが他の検査でも、患者さんが、対応してくれるのが女性の方で良かったと言ってくれることもたくさんあったので、やはり需要が高いと感じます。
レントゲン検査では正確なポジショニングをするために、患者さんの体に触れることもよくあります。
それが気になる女性の方も多いようで、女性技師の対応でとても安心したと言ってもらえたこともありました。
私は診療放射線技師になって今年で6年目ですが、とてもやりがいのある仕事だと思います。
養成校は北海道内でも大学が3つ、専門学校が1つあります。
定員は少ないところは40名ほどなので、あまり多く受け入れているとは言えませんが、国家試験合格に向けて丁寧な指導をしてくれます。
国家試験の前に、卒業試験に受からないと卒業が出来ず、国家試験も受けることができません。
私の通っていた学校は、模擬試験があるたびに科目ごとの点数と、学年順位が張り出されていたのでそれも学習意欲を上げるための刺激になっていました。
今後、もっと女性の診療放射線技師が増え、たくさんの女性に安心して検査をうけていただくことが出来たらと思っています。
写真は、道東に母と弟が遊びに来てくれた時に、ドライブして訪れた根室市にある納沙布岬の記念モニュメントです。
北方領土返還への祈りがこめられているそうです。
ここは日本最東端なので、日の出が日本一早いと有名な場所です。
ちなみに、天気がいいと北方領土を見ることができるようですが、結局一度も見ることができませんでした。
札幌から車で片道6時間ほどかかる場所ですが、とても素敵な街ですよ♪
Wakana