お酒と下痢
師走に入ると忘年会やクリスマスなど、会食する機会が多くなるかと思います。
美味しいお料理やお酒がついつい進みますよね。
特にアルコールを飲む量が多くなると、下痢になってしまうという方は意外と多くおられます。
札幌フィメールクリニックに受診される方の中にも、下痢をきっかけにお尻が痛くなって来院される方はめずらしくありません。
思い当たる理由をお聞きすると、『お酒を飲み過ぎるといつも下痢になるんです。』とのことでした。
アルコールを多量に摂取すると、腸から水分や電解質の吸収が悪くなり、水分と電解質の排出量が増えます。
さらに糖や脂肪の分解、吸収も低下し下痢を引き起こしやすくなります。
またアルコールの摂り過ぎ自体も、痔を悪化させる原因の一つとも言われていますので、日ごろか痔の症状がある方は要注意です。
お酒で血流がよくなると、お尻のうっ血がさらに進んでしまい、痔の腫れや出血をおこしやすくなり、悪化の原因になります。
お酒を飲み過ぎるといつも下痢になり、お尻が痛くなると自覚されている方は、飲む量を少し控えておく気持ちで愉しみましょう。
Mami