脂肪肝

newyear2024

皆さま、明けましておめでとうございます。

昨日が仕事はじめという方も多いでしょう。

札幌フィメールクリニックも、昨日から診療を開始しました。

今年も多くの女性のために、スタッフと力を合わせてまいります。 

さて、昨年末の12月29日は、もうクリニックが年末のお休みに入っていましたので、AIR-G brilliant days Fに生出演しました。 

話題は脂肪肝についてです。 

私は一昨年から1年がかりで減量に取り組み、やせたやせたと多くの人に言われています。

1年ぶりに乳がん検診にいらした方からも、「おやせになりましたねー」と言葉をかけられました。 

私が減量した理由は、脂肪肝だったからです。

年々体重が増え、毎年夏に受けている人間ドックの結果でも、脂肪肝が悪化していると記載されていました。

一念発起、主人のすすめもあり減量を開始しました。 

毎日仕事をしていますから、急に運動する時間を増やすのは難しいため、やはり食べる量を減らすところから開始です。 

仕事が忙しい日は昼食の時間があまりとれないので、昼食をとらない、あるいは軽く済ませるところから始めました。

ご飯や麺類もあまり食べないようにしました。

急に体重は落ちませんが、毎日測ることは徹底し、スマホで管理しました。 

脂肪肝とは肝臓の細胞の5%に脂肪の蓄積がみられる場合をいいます。 

この脂肪肝、人間ドックの全受診者の30から40%くらいいると言われており、思いのほか多いです。 

さて、脂肪肝のなにがいけないかというと、お酒をたくさんのまなくても脂肪肝になってしまう方がいて、肝臓に脂肪がたくさんたまると、そこに炎症がおこり、一部の方は肝硬変になってしまいます。 

とくに、肥満の方、高血圧症の方、糖尿病そして脂質異常症をわずらっている方に多い傾向があり、肝硬変になると治療法がありません。 

また、肝臓に炎症があると動脈硬化がはやく進むこともわかっており、肝硬変や肝臓がんで死亡するよりも、心臓や血管の病気になって亡くなる確率が高くなります。 

女性はBMIの値では肥満に分類されなくても、内臓脂肪が多くなっていることはめずらしくありません。

女性はウエスト周りが90cm以上あると内臓脂肪が過剰になっている可能性があります。

そしてこの90cmを超えると、2人に1人は脂肪肝だそうです。 

脂肪肝があっても、ご自身が症状を感じることはまずありませんので、健康診断で指摘を受けても、肝臓専門医を受診する機会をもてずにいる方は多いのではないでしょうか? 

健康診断の数値だけでなく、過去数年の体重の変化などにも注目してもらい、不安な点があれば消化器内科を受診しましょう。 

 

Akiko 

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