痔の手術後は?
札幌フィメールクリニックで痔の日帰り手術を受けられる方には、医師と看護師から手術後の注意すべき内容を術前と術後に説明します。
多くの患者さんは、一大決心されて手術を受けるのですから、説明を受けている最中も不安と緊張で頭の中が一杯という方も珍しくありません。
そのためか患者さんが帰宅後、お電話での問い合わせも時々あります。
手術を検討されている方は、手術後の生活の注意点を大まかに幾つかお伝えしますので参考になさってください。
- 手術当日お仕事はお休みして頂きます。
帰宅後無理をして動き回っていると、痛みや出血の原因になります。
特に小さなお子さんのお世話や介護されている方は、ご家族など他の方にお任せして、できるだけ安静に過ごしてください。
翌日からは普段の生活に戻しても構いませんが、無理はしないでください。
2. 排便時に多少の出血がみられることがあります。
出血量が多くて創部に当てたがーぜなどを頻繁に交換する必要がある場合は、時間外でも連絡をして頂いています。
いつでも看護師と連絡がつくので、安心してください。
3. 創部が痛む時は我慢する必要はないので、痛み止めを服用してください。
4. 便意があれば、恐怖感があるかもしれませんが排便してください。
術後でも便が排出できる状態ですので我慢しないように。
我慢すると便が硬くなり、次の排便が困難になる場合があるので、気を付けてください。
便通コントロールが良くない方は、お薬の調整をしていきます。
5. 食事制限はありませんが、香辛料などの刺激物は避けましょう。
例えば唐辛子などでしょうか。アルコールは1週間ほど控えましょう。
6. 手術翌日の診察で許可が出るまでは、シャワー浴や入浴はできません。
入浴の許可がでましたら、なるべく湯船に浸かり体を温めましょう。
傷の治りに良い効果があります。
7. 術後2~3週間程度は、重い荷物を持ったり激しいスポーツは避けてください。
この期間は旅行もお尻に負担がかかるので、長距離移動は控えていただきます。
8. 喫煙は血流が悪くなるので、手術を機に禁煙されるとよいですね。
外来での痔の手術とはいえ、手術後の注意点がいくつかあります。
手術後も約1か月~1か月半は通院が必要ですし、薬の治療も行っていきます。
痔の手術について相談したい方は、まずは手術適応かどうかの診断も必要ですので、一度受診してください。
Mami