がんで死なないために
今は日本人の2人に1人が、がんに罹る時代です。
単純に夫婦で例えるなら、どちらかががんになるという割合です。
一昔前は、がんと宣告されると死を覚悟しました。
しかし医学の進歩により、診断機器の精度が高まり、治療技術が発達し、新しい薬も次々に開発されており、進行がんの患者さんが、以前よりも長く生きられるようになりました。
そして早期の段階で発見されると、治癒も期待できます。
胃がんや大腸がんなど早期でみつかった場合、内視鏡を使ってがんのある部分を切除して、外科的な治療を完了できることが多くなりました。
昔はお腹の中のがんであれば開腹手術でした。
これだけでも患者さんの身体への負担が軽減します。
ではどうしたらがんを早期にみつけることができるのでしょうか?
それはがん検診や人間ドックを受けることにつきますね。
症状が出てからでは、がんが進行している場合もありますからね。
加えて若い頃からがんを予防する生活を心がけることも大切かと思います。
一つは喫煙しない、あるいは禁煙をすることです。
タバコはがんの発生因子の要因ですからね。
二つ目は運動することです。
運動はほとんどがんの予防につながることが明らかにされており、運動することにより、がんを防ぐホルモン性の物質が作られているのではないかということも言われています。
また、一部のがんは菌やウイルスの感染が原因です。
胃がんの原因の一つにピロリ菌があげられます。
ピロリ菌は除菌治療ができます。
さらにヒトパピローマウイルス感染により子宮頚がんを起こします。
がんを予防ができる子宮頸がんワクチンがあり、対象年齢(小6~高1)の女性は効果の高いワクチンを公費で定期接種できます。
しかし普及していないのが現状です。
子宮頚がんワクチンはその効果と安全性が立証されていますので、女の子をお持ちの保護者の方は検討してみてはいかがでしょうか。
札幌フィメールクリニックでは、大腸がん検診と乳がん検診を行っています。
がん検診は定期的に検査を受ける事が大切です。
気になる方はホームページやブログで情報発信していますので参考にしてください。
乳がん検診希望の方はWebまたはお電話でご予約ください。
大腸がん検診については、事前の確認事項があり検査に必要な洗腸剤を処方しますので、お電話にてご予約ください。
Mami