乳がん検診の精密検査

kensa

今日で2月も終わりですね。

2月はほぼ毎日予約が満枠で、先月よりも初診の予約、乳腺外科の予約が多かったように感じました。 

とくに、会社の健診や無料クーポンで乳がん検診を受け、精密検査の指示があり受診しましたという方が多くいらっしゃいました。 

精密検査の指示があると、心配だから早く受診しようと思う方もいれば、がんと診断されるのが怖くて受診できずにいるという方もいらっしゃるかと思います。 

ただ、精密検査指示があった=必ずがんということではないのです。 

乳がん検診では、マンモグラフィ画像を5段階で評価します。 

カテゴリー1:異常所見なし 

カテゴリー2:良性所見あり 

カテゴリー3:良性の可能性が高いが、悪性を否定できない 

カテゴリー4:悪性の可能性が高い 

カテゴリー5:悪性所見あり 

精密検査の対象となるのは、カテゴリー3、4、5に該当する方です。 

このうちカテゴリー4と5は、乳がんに特徴的な所見の場合につけます。 

カテゴリー3の場合、良性の可能性が高いのですが、悪性ではないということを確認する必要があります。 

精密検査は、視触診、マンモグラフィ検査、超音波検査が基本です。 

当院では、より早く診断することを心がけていますので、腫瘍の疑いがあれば、その場で細胞診断や組織診断も行っています。 

病理学的診断の結果が出るまでは、7~10日ほどかかります。 

診断がつき、さらなる精密検査、治療が必要な場合には、他施設へ紹介しています。 

紹介実績が多いのは、北海道大学病院、北海道がんセンター、市立札幌病院、札幌医科大学附属病院です。 

乳がんは、早期発見・早期治療できることで治りやすい病気ですので、精密検査指示があった方はもちろん、気になる症状がある方は、ぜひ早めに乳腺外科を受診してくださいね。 

 

Misaki 

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