病気になったら

byouki

病気は突然やってきます。 

自分の身に起きた予期せぬ出来事に、動揺してしまうものです。 

家族との生活、仕事、自分のこれから・・

考えてしまうことは色々ですが、自分や家族の生活を担っている方は仕事を休まなければいけない、収入が減ってしまうという不安がまず大きいのではないでしょうか。 

病気やケガで会社を休んだ時、公的医療保険(協会けんぽ、国民健康保険など)の被保険者は、療養中の被保険者と家族の生活を保障する制度として、傷病手当金の給付があります。 

また、病気やケガによって生活や仕事などが制限されるようになった場合に受け取れる障害年金もあります。

障害年金に該当する状態よりも軽い障害が残った時は、障害手当金(一時金)を受け取れる制度もあります。 

もちろん、どの制度を受けるにも様々な条件はあります。

障害年金は、重い方から1級2級3級の区別があり、等級によって受給できるかどうか、また受給額も決まっています。 

傷病別に細かい認定基準があるようですが、大まかな区分では、 

1級:他者の助けがないと日常生活が出来ず行動範囲が寝室内に限られる程度 

2級:日常生活に著しい制限があり働くことが出来ず行動範囲が家屋内に限られる程度 

3級:労働に著しい制限があり短時間の仕事しか出来ない程度 

簡易的ですが、このような目安があります。 

私も最近知ったのですが、乳がんの症状でも術後の後遺症やがんの転移によって日常生活や仕事に支障が生じ、この等級に当てはまる状態である時、障害年金が受けられる場合があるそうです。 

障害年金受給の目安となる区分表の他に、実際には検査数値やがんの転移の有無など細かく判断された上で等級が決まります。 

傷病手当金にしても、障害年金にしても支給を受けるには保険の加入期間や受診日、休職日数、障害の程度などそれぞれに細かい審査基準もあるので、申請の際は、ご自身が加入されている保険者や社会保険労務士または年金事務所にご相談されると良いと思います。 

生活していく上で、知らないと損すること、知っていて良かったこと、ありますよね。

病気になった時も同じです。

どうしようと不安になる気持ちが膨らんで、ついネット検索してしまいがちですが、 

ご自身の身体のことも、生活を維持していくためのことも、ネットの情報に惑わされずに専門の方に聞いて正しい知識、正しい情報を得ることが大事だと思います。 

そして何より、予期せぬ病気に戸惑うことにならないように、ご自身の身体に向き合い年に一度の健康診断、年齢によっては人間ドック、がん検診を受け安心保険を持ち続けられるといいですね。 

 

Miya 

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