寒暖差アレルギー

kandansa

季節用語にも三寒四温という言葉があるように、冬の終わりから春にかけて寒い日が三日ほど続くと、そのあと四日くらいは暖かい日が続いて、この周期を繰り返しながら春がやって来ます。 

今がその時季で、低気圧と高気圧が交互にやってくるので寒暖の差が大きく、陽射しの柔らかさに春を感じても、朝晩の冷え込みに震え、気温差が体の負担になって来ていませんか? 

寒暖差の負担が続くことによって出はじめる疲労・倦怠感・頭痛などの不調を春バテというそうです。

特に、一日の最低気温と最高気温の差が10℃近くになる日は、不調が起こりやすいようです。 

また、春バテのほかに、寒暖差で起こる症状で最近注目されているのが「寒暖差アレルギー」だと先日の道新に出ていました。 

寒暖差が大きい日に、急に鼻水、鼻づまりが起こり、くしゃみも連発。

時季的には花粉症かな?風邪かな?とも思ってしまいそうですが、寒暖差アレルギーは花粉が原因ではありません。

アレルギーと呼ばれていますが、実際は血管運動性鼻炎という正式な病名がついているそうです。

症状が似ているために、アレルギーと呼ばれるようになってしまったとか。 

そして、本当の原因も不明で鼻の粘膜が腫れて鼻水が出ることから、粘膜内の血管が拡張し、粘膜に水がたまるために起こると考えられているようです。 

血管の伸び縮みを自律神経が調節しているので、寒暖差による自律神経の不調が、この寒暖差アレルギーと呼ばれているものの原因ではないかと推定されていると書かれていました。 

不調を招きやすい時季、体調を整えるには自律神経のバランスが整うような生活をなるべく心掛けることが大切。 

疲れているなと感じたら休息をとる、睡眠時間をしっかりとって朝の光を浴びて日中に活動する、ストレッチ程度でも軽めの運動をする、バランスの良い食事を摂る・・・。

とても基本的なことですが、ちょっとした不調が引き金になり全身の不調につながり、常に体がだるい、頭が痛い、などの症状が続き年齢と共に回復にも時間を要するようになって来ます。 

季節の変わり目を、気持ちよく乗り越え春を楽しむためにも、まずは生活を整えて元気な体で春を迎えたいですね。 

 

Miya 

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