おしりの拭き方
皆さん、おしりをどのように拭いていますか?
札幌フィメールクリニックでは、痔の症状に注入軟膏を処方した際、その使い方を説明しています。
その時に両足の間に前側から手を伸ばして注入するジェスチャーをする方がいて、おしりを拭くときも股の間に手を入れて拭いているとわかることがあります。
軟膏を肛門に挿入する際は、肛門がやや前方に傾いていることもあり、後ろ側から手をまわしてノズルを挿入するほうがスムーズに入ります。
前側からだとノズルが後ろに向いてしまうため、挿入しづらいです。
また排便の後におしりを拭く際は、尿路への感染を防ぐためにも、背中側に手をまわし、前から後ろに向かって拭きましょう。
そして排尿のときは前だけを拭きましょう。
排便と排尿の両方があったときは、前と後ろを分けて拭きましょう。
東北大学病院の調べで、対象者の女性の約半数が、前から手を入れて後ろから前に拭いており、この拭き方をしている中年以降の女性は、膀胱炎などの尿路感染症の頻度が高いことがわかったそうです。
おしりの拭き方はお母様が幼少期に拭いてくれた方法が、自然と受け継がれると思います。
子育て中のお母様は、ぜひ気を付けて教えてほしいと思います。
Akiko