糖質制限で病気予防
私たちの血糖値は、食前だと70-100mg/dlにコントロールされています。
砂糖や炭水化物を摂ると血糖値が上昇し、膵臓から分泌されるインスリンにより、ブドウ糖として細胞に取り込まれ、エネルギーとして利用されます。
余ったブドウ糖は肝臓などに蓄えられます。
糖質を多く摂取しつづけると、血糖値を正常に保つことができなくなり、血糖値は正常よりも高い状態が持続します。
常に高い状態が続くと、糖尿病に進行します。
糖尿病は血管を傷つけて、動脈硬化を引き起こします。
また高血圧や脂肪肝、認知症、脳血管疾患、心臓血管疾患なども引き起こしやすくなります。
さらに、糖尿病になるとがんを発症しやすくなるということが分かっており、血糖値を正常に保つことが、予防につながるそうです。
年を重ねると代謝が低下し消費カロリーが少なくなりますので、摂取する食事内容にも気をつける必要があります。
まずは糖質制限でしょうか?
まずは間食の習慣がある方は、そこから減らしましょう。
そしてご飯、パン、麺類を食べる量を減らせば良いのです。
炭水化物が大好きな方にとってはつらく感じるかもしれませんが、食べてはいけないということではありません。
糖尿病の方は、一食分の糖摂取量は50g以下に減らすのが良いそうです。
健康体の方は、一食分の糖摂取量は100g以下に抑えるのが良いそうです。
例えば、ご飯茶碗に軽く1杯(約150g)で糖質が約50gです。
食パン1枚で(8枚切り)糖質が19gですが、菓子パンとなると1個当たりの糖質はさらに多くなります。
あまりにも糖質を制限し過ぎるとお腹は空きます。
慢性的なカロリー不足を起こして筋肉が減少します。
たんぱく質を摂ることも大切なので、肉、魚、卵、乳製品をバランス良く摂取してください。
また食物繊維も多く摂り入れて下さい。
食事量を減らすと便秘になってしまうことがありますので、食物繊維でお通じを整えましょう。
将来病気になるリスクを下げるためにも、普段から食事内容には気をつけたいものですね。
Mami