骨密度測定

bonedensity

札幌フィメールクリニックのスタッフは、毎年8月に他施設で職員健診を行っていますが、私は昨年から、健診と同じ日に骨密度の測定を受けています。 

私は乳がんの手術後、ホルモン療法でタモキシフェンというお薬を飲んでいますが、ホルモン療法を受ける場合、骨密度の低下や骨折のリスクが増加することがあります。 

女性ホルモンのエストロゲンには、骨細胞の形成に関わる細胞の働きを促進し、骨粗鬆症のリスクを低下させる働きがあるのですが、女性は閉経後にエストロゲンの分泌が減ると、骨量や骨密度が低下し骨粗鬆症のリスクが高まるのです。 

乳がんにおけるホルモン療法も、体内のエストロゲンの働きを妨げたり、エストロゲンが作られないようにしてガン細胞の増殖を抑える治療法なので、更年期症状と似たような副作用が出る場合があります。

骨密度低下もその一つなので、ホルモン療法を受けている場合、定期的に骨密度を測って経過を見る必要があるのです。 

私は昨年はじめて測定しましたが、判定結果は要指導。

スコアとしては、同年代と比較すると同じくらいのようですが、若い成人の平均値と比べるとやはり低下が目立つので、バランスの良い食事や適度な運動を心掛けるよう指導されました。

若い人と比較した結果が70%以下だと骨粗鬆症が疑われるそうです。

私は、75%以上でしたが同年代の骨密度に対しては80%程度なので確実に低下しているようです。 

今年の健診でも測定する予定ですが、去年よりさらにスコアが悪くなっていないか緊張しています。 

最近はカルシウム摂取を意識して、お野菜を買う時にはカルシウム量の多い小松菜を選ぶようにしたり、乳製品のヨーグルトやチーズ、海藻類などカルシウムを意識して食材を選んで献立を立てたりしています。 

牛乳が苦手な私は、妊娠中もカルシウム量が多い小松菜を良く食べていました。 

小松菜を細かく刻んでゴマ油で炒め、お酒・みりん・お醤油で調味してご飯に混ぜ込んで食べるのが好きです。

シラス干しを混ぜたらカルシウム満点ご飯ですし、おにぎりにも最適です。

油で炒めることで青臭さも和らぐので娘も大好きです。 

健康の維持には、やはりバランスのとれた食事と適度な運動が大事だと改めて感じます。

乳がん治療でホルモン療法を受けている方は、主治医の先生が骨密度測定も含めて診てくれていると思いますが、年齢と共に骨粗鬆症予防も意識して、バランスのとれた食事や運動を心掛けていきたいですね。 

 

Miya 

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