痔の手術は余裕をもって
いぼ痔は良性の疾患なので、絶対に手術をしなければいけないという訳ではありません。
ただし常に痔からの出血があり貧血を伴うなど、体に支障をきたすようなことがあれば、その限りではありません。
いぼ痔は大きさで分類し手術適応を判断しますが、手術適応であっても、患者さんが薬の治療で様子をみていきたいという希望があれば、手術を無理にすすめることはありません。
長らく痔の症状で悩んでおり、手術をする意気込みで札幌フィメールクリニックに受診する方が多いです。
患者さんが手術を強く希望するとしても、初回診察時に手術を決定することはほとんどありません。
ある一定期間、排便コントロールや薬の治療を行い、効果を判断してから手術を決めます。
札幌フィメールクリニックで行うのは日帰り手術です。
日帰り手術は入院して安静に過ごす代わりに、患者さんが医師や看護師の指導のもと、自宅で自己管理していただきます。
初診日にすぐに痔の手術を受けらると、わりと簡単に考えて来院される方もいらっしゃいますが、痔の手術は簡単に終わってすぐに完治というものではありません。
少なからず痛みと出血は暫く続きます。
手術後1週間は旅行やスポーツも控える必要があります。
痛みのある間は、負担のない生活を心がけてもらいます。
また手術後安全に過ごして頂くためにも、いくつかお願いごとがあります。
患者さんにはには充分ご理解いただいたうえで、手術日を決定して頂きます
ごく少数の方に、強い希望で手術日を決定したものの、仕事や家族の都合、気持ちの変化等で手術を直前でキャンセルされる方がおられます。
手術日程は、説明をきいていただいて、十分にスケジュールに余裕をもって決めていただきたいと思います。
当クリニックの日帰り手術を希望される方は実に多くおられます。
手術日の変更やキャンセルされる場合は、早めにご連絡頂くと、手術を控えている他の患者様さんにご案内することができますので、ご協力お願い致します。
Mami