ブラ離れ
皆さん、毎日ブラを着けていますか?
最近乳腺外科外来の診療で感じるのが、ブラを着けない方が多いことです。
これは良し悪しの問題ではなく、割合が多いな~と感じているということなのです。
まず10代前半の女の子が受診したとき、すでにお胸はふっくらしているのですが、着けているのはカップ付きキャミソール、ブラトップともいうのでしょうか。
そして、40~50代の私と同世代の方も、ブラトップで過ごしているというかた方がある一定数いらっしゃいます。
乳腺外科外来には、乳房の痛みで来院される方がとても多いのですが、どんな時に痛みを感じるか聞く際、ブラを付けると痛みが増しますか?と質問するのです。
そうするとブラは着けていないとの回答。
うーん。
今はブラがあまり売れていないのでしょうか?
今はファストファッションブランドが、機能的で快適なブラトップをお手頃な価格で毎シーズン販売しているので、そういったアイテムの充実も一つの理由かもしれません。
私は昭和生まれの52歳ですが、中学校にあがると皆こぞってブラを買ってもらい、着け始めていました。
当時はセシールという通信販売が女性たちの間でとても浸透していて、下着やストッキングを購入しました。
ショップでサイズをはかってもらい購入するようになったのは、20代からでしょうか?
今は毎日ブラを着けることが、だんだん一般的ではなくなってきているようです。
下着メーカーがアンケートを行っていて、GUNZEさんの調べでは、コロナ禍から在宅ワークが増えたことで、日中もノーブラ派が増えているそうです。
またワコールさんのアンケートでは、1日中家にいるときはブラを着けない女性が約40%とのことでした。
美容の観点からは、活動をするときはお胸の大きさにかかわらず、ブラやブラトップを身につけたほうが良いとのことですよ。
ちなみに、ブラを着けない方が増えていると感じている一方で、ナイトブラを着けたほうが良いですか?という質問を受けることも、たびたびあります。
これも下着メーカーさんは、就寝時のお胸の流れを防止するためにつけると良いとしています。
ブラを着けるときには自然とお胸に手を添えると思います。
セルフチェックとは異なりますが、気付きのタイミングになるかもしれませんよ。
皆さんセルフチェックしてくださいね。
月1回です。
Akiko