世代間ギャップ

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札幌フィメールクリニックに受診される患者さんの年齢幅は、とても幅広いです。

幼児から90歳代まで、ほぼすべての年代の方が来院されます。 

私は時々患者さんとの年齢差を感じることがあります。 

特に若い方に説明する際、昭和生まれの私のWordに困惑される表情が見受けられることがあり、言葉を言い換えて説明しています。 

いわゆるジェネレーションギャップというものでしょうか? 

ジェネレーションギャップとは、世代や年齢によって異なる考え方や価値観、文化、常識などによって生じる認識やコミュニケーションのズレや隔たりのことです。 

例えば痔の注入軟膏の説明の時です。 

札幌フィメールクリニックに受診される患者さんは、注入軟膏を使用したことがない方が多くおられます。 

注入軟膏での治療を開始するにあたりイメージがつかない方には「ウンチ座りになって」や「しゃがんで」と説明しますが、言葉や状況が分からない方がおられます。

現代は和式便器が少なくなったので、想像がつかないのかもしれません。 

私としては、患者さんがしっかり治療できるよう、軟膏挿入方法を習得して頂きたいので、実際に「ウンチ座り」になって説明することもあります。 

また、手術に際して麻酔についての説明をするときに、過去に麻酔薬によるアレルギーの経験がないか確認する際、20代でもまだ一度も局所麻酔薬を使用して処置や治療を受けた経験のない方が多いと感じます。

身近なのは歯科麻酔ですが、昭和時代よりも虫歯予防の意識が高くなっているのか、これもある意味ジェネレーションギャップでしょうか。 

私も若い方が使う言葉の意味がわからないことがあります。

そんな時は自分の子供に教えてもらい、何とか会話についていけるよう頑張っています。 

お薬や検査、手術の説明で私の言葉の意味がわからない場合は、遠慮せずに質問してくださいね。 

 

Mami 

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