外来でのいろいろな質問

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先週のAIR-G brilliantdays Fでは、日々の診療で患者さんからときどきうける質問や、よく相談される心配ごとをいくつか紹介しました。 

 

 ウォシュレットは使った方が良いですか? 

どちらでも構いません。 

ただし長時間あてることや、肛門を開き気味にして中まで洗おうとする必要はありません。

肛門内に取り込まれた水が、活動時に自覚なくもれてしまい、いつもおしり周りが湿っぽいという悩みにつながることがあります。 

 排便は毎日なければだめですか? 

快便の方は毎日ほぼ決まった時間にお通じがある場合が多いですが、便秘がちの方は「毎日」を目指さなくても良いのです。

2,3日に1回でも良いので、すっきり感があり、硬すぎず軟らかすぎずが達成できれば良しとしています。 

  痔の軟膏は自分で入れるのですか? 

お子さんの場合は、診察に同席されたお母様に使い方を説明しますが、成人を迎えている方でも、おしりに何か挿入することを、とても不安に思う方がいらっしゃいます。

自分で見ることはできない体の部位ですが、軟膏のノズルはとても細いので必ず入ります。

札幌フィメールクリニックでは、初めて処方するときに看護師から軟膏の使い方を丁寧に説明しますので、ご安心ください。 

  授乳を終了したあとに、母乳をしぼりきらなかったのですが、大丈夫ですか? 

問題ありません。この質問はたびたびあるのですが、どこでこのような通説がひろまっているのか不思議です。

乳腺外科医の立場からは、一滴のこらず絞ってもらうというような考えはありません。

トラブルなく授乳を終了できれば、何もしなくて良いです。 

 ◇ 授乳中に乳腺炎を何度も起こしたので、乳がんにならないか心配です 

授乳歴のないことは乳がんリスクのひとつですが、乳腺炎を起こしたことはリスクではありませんので、心配いりません。 

 ◇ いつまでも母乳がでるのですが、異常ですか? 

生理が戻ってきていれば、心配いりません。 

授乳しなかった母乳は、乳管の中に多少残っていても、吸収されていきます。 

また授乳終了後、2,3年は乳頭を圧迫すると母乳の分泌があることは、珍しくありません。

とくに入浴時などあたたまると出やすくなります。 

分泌が血液混じりの場合は、乳腺外科へご相談ください。 

 ◇ ナイトブラを着けたほうが良いですか? 

どちらでも構いません。 

美容的な目的で、各下着メーカーがナイトブラを着けることをオススメしていますが、乳房の病気の発症とは関係ありません。 

 

症状とは関係ないことでも、みなさん良い機会と思いいろいろ質問されますが、診療科を超える内容のものは、専門医受診をおすすめしています。 

むねとおしりのお悩みは、札幌フィメールクリニックへご相談ください。 

 

Akiko 

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