更年期高血圧
今年の健康診断で初めて、高血圧症疑いのチェックが入ってしまいました。
今までずっと血圧の数値は特に問題なく来ていましたし、自覚症状も何もなかったかったので少しショックでした。
高血圧症の患者は日本に2~3千万人いるといわれるほど多く、生活習慣病のひとつです。
原因も様々ですが加齢によるものもあるので、50代の私が高血圧症になるのは驚くことでもないのですが、サイレントキラーと言われ、自覚症状が出にくく気付きにくいので、知らぬ間に他の臓器への負担が続き心筋梗塞や脳卒中などの要因にもなります。
生活するうえで何を気を付けたらよいかなど、少し調べてみました。
調べて初めて知ったのが、更年期高血圧です。
加齢によって血管が硬くなるのも原因になりますが、更年期の女性ホルモン「エストロゲン」の減少も関係しているそうです。
それは、エストロゲンが血管に柔軟性を持たせて、しなやかに伸縮する血管を維持する働きを持っているからです。
また、エストロゲンの減少により自律神経が乱れ結果的に高血圧を招く場合もあります。
エストロゲンの減少と自律神経の乱れが、血圧調整機能を狂わせ更年期高血圧を招くのだそうです。
乳腺外科の診察の際も、胸の痛みの症状で来られる方の年齢層は広く、若い方にも閉経を迎えられた方にも「胸の痛みは女性ホルモンの影響が大きいんですよ。」と、Akiko院長はいつも話しています。
女性の身体は、生理痛、胸の張りや痛み、妊娠・出産、更年期症状、高血圧など年齢問わず女性ホルモンの影響により生じる変化が大きいので、上手く付き合っていかなくてはいけないですね。
更年期が終わる頃に血圧が落ち着く方もいるようですが、同時に加齢による血管の硬化もあるので治らない方もいます。
放置することで脳血管疾患につながっていく可能性もあるので、できれば毎日決まった時刻時刻に血圧を測定し経過をみつつ、年1回の健康診断を受け、必要があればかかりつけ医に診てもらうのがいいと思います。
年齢と共に身体の不調が出やすくなるのは当然のこと。
40歳を過ぎましたら、気になる症状が少しでもある時は、早めに医療機関を受診してくださいね。
診てもらって異常がなければ、安心して気持ちスッキリ過ごせます。
異常があっても早期発見できれば早期治療で、その後良い経過が得られる期待があります。
今年も残りわずかです。
気になる症状ありませんか?がん検診を受けましたか?
クリニックでは、毎日乳がん検診、大腸内視鏡検査を行っています。
ご予約お待ちしております。
Miya