意識が高いです
先月はピンクリボン月間だったこともあり、札幌フィメールクリニックの乳がん検診と乳腺外科外来への受診者さんが、ほかの月よりも多くなっています。
とくにここ最近、特に20~30歳代の方の受診が多く見受けられます。
20~30歳代の方で症状がなく、乳がん検診を受けに来られる方の受診のきっかけが、おばあ様やお母様など身内の方に乳がんの治療を受けた方がいて、ご自身も検査を受けるべきと思い来院したという方が多い傾向があります。
とても意識が高いですね。
ご家族や血縁関係の近い親類に乳がんの患者さんがいる場合は、いない場合と比べて乳がんを発症するリスクが少しだけ高くなることが知られています。
ただしそれは、遺伝性乳がんというわけではありません。
遺伝性の乳がんは全体の5-10%程度と言われており、ほとんどの方は遺伝的素因がなく発症します。
そもそも日本人は、生涯に2人に1人が癌になる時代なので、乳がん以外の癌に罹ることだってあります。
乳がんの後発年齢は、40代後半から60代で、20~30歳代の方が診察や検査を受けて乳がんと診断される可能性はとても低いですが、まったくないわけではありません。
札幌フィメールクリニックでは、どの年代の方も乳がん検診を受けていただくことができます。
診察の終わりに結果をお伝えしますが、年齢や乳腺の密度に合わせ、次の検診を受ける時期や選んでいただきたい検査方法についてもアドバイスします。
日本の対対策型検診としてマンモグラフィによる乳がん検診が実施されていますが、乳腺の密度が濃い高濃度乳房では、しこりを見つけにくい場合があります。
その際は超音波検査も受けてもらうと、検診の精度が上がります。
札幌フィメールクリニックの乳がん検診はいくつかコースがございますので、ご自身に合ったコースをお選びください。
Mami