カフェインのおはなし
昨日のAIR-G brilliant days Fでは、カフェインのおはなしをしました。
みなさんもご存じのように、お茶やコーヒーにはカフェインが含まれていますね。
カフェインの摂りすぎは良くないと、何となく知っていると思います。
最近は、各飲料メーカーから販売されている飲料のボトルに、カフェインレスやカフェインゼロなどの表示もみられ、消費者の意識を反映しているのかなと感じます。
一方でエナジードリンクとして、多くのカフェインを加えた飲料も販売されています。
集中したいとき、眠気覚ましや疲労回復に飲んだことのある方は多いと思います。
カフェインを摂りすぎるとどうなるか、具体的にはあまりよく知られていないのではないでしょうか。
実は急性カフェイン中毒を起こすことがあります。
体格など個人差はありますが、1~2時間で1gのカフェインを摂ると中毒症状を起こし、5-7gで致死量と言われています。
1時間くらいで8杯以上のコーヒーをのむと中毒を起こす可能性が出てきます。
中毒症状は動機、呼吸数の増加、めまい、吐き気や下痢などさまざまです。
嗜好品の摂取が命にかかわることがあるなんて、驚かれると思いますが、急性カフェイン中毒で意識障害を起こし救急搬送されるケースがあり、命を落とした方もいるそうです。
みなさんはご自分がどれくらい、毎日カフェインを摂っているかご存じでしょうか?
マグカップ1杯およそ150mlのドリップコーヒーには、約90mgのカフェインが含まれるそうです。
紅茶はコーヒーのおよそ半分で、緑茶はコーヒーの3分の1程度とのことです。
嗜好品でコーヒーや紅茶を毎日飲む方が、カフェインを含むドリンクを飲むと、1日の摂取量はかなり多くなることが予想されます。
栄養ドリンクは医薬部外品で、疲労回復に有効な成分とその量が表示され、効能効果も表記されています。
また服用量も決められています。
一方エナジードリンクは清涼飲料水ですので、服用量の制限は示されていません。
商品によりカフェイン含有量も異なっていますので、頻繁に飲むという方は成分表示をチェックしてほしいと思います。
最近は、カフェインが加えられたコーヒー飲料も販売されており、1缶に200mgという量が含まれている商品があいます。
食品安全委員会によると、健康な成人の1日のカフェイン摂取の目安は400mgですので、1缶でその半量となります。
また子供はカフェインに対する感受性が高いので、注意して飲み物を選んでほしいと思います。
とくにエナジードリンクは派手で魅力的なパッケージデザインとなっており、カフェインについて知らない子供が興味で飲んでしまうようなことも起こっているようなので、大人が配慮すべきですね。
そして大人の皆さんも、カフェインに依存してしまうことがないよう気を付けてほしいと思います。
Akiko