慢性便秘症セミナーに参加
週末に東京で開催された、慢性便秘症のセミナーに参加しました。
土曜日の夕方開催に合わせた飛行機の時間の都合から、クリニックの診療はいつもより30分早めに繰り上げて行いましたが、朝8時30分の診療予約も満枠となりました。
みなさんWeb予約を活用して、いつもと違う時間帯でも都合が合えば予約いただけているようですね。
ここ10年ほどで、新しい便秘治療薬が複数発売され、発展途上だった便秘治療が飛躍的に進歩しました。
長年使われてきた大腸刺激性下剤の服用をなるべく減らしつつも、快適な排便習慣を得られることを目標として、専門領域のことなる医師の講演を拝聴しました。
まずどの医師も話すのは、「便秘は長期生命予後にかかわる」ということです。
糖尿病を始めとした生活習慣病、心臓や血管の病気、腎臓病、パーキンソン病や精神疾患をもつ患者さんの便秘が、さらにその命を縮めるということです。
ほかの病気のために必要な薬が便秘を引き起こすことがあります。
病気の状態に合わせて薬を選ぶ必要があり、便秘治療の効果は安定しなければなりません。
それぞれの分野の医師が診療で多忙な中、研究で得られたデータについて解説したくださり、とてもためになりました。
たびたびアップデートされる情報を学びながら、「たかが便秘、されど便秘」を効果的に治療できるよう、これからも診療していきます。
写真はセミナーが開催されたKITTE丸の内に華やかにディスプレイされていたクリスマスツリーです。
宿泊したホテルも多くのイルミネーションで飾られていました。
土曜日の夕方ということもあり、たくさんの人でした、
もう12月も半ばを迎えます。
札幌フィメールクリニックの診療は28日土曜日17時までとなっていますので、ご予約はお早めに。
Akiko