温まるとは

たまに降る雪もまだ積もるほどではないですが、今週は気温がぐっと下がり寒くなってきましたね。
ついつい縮こまって背中を丸くして歩いてしまいます。
そんな日は、あったまるお鍋や熱々のグラタンを食べたいなぁ・・なんて思いませんか?
あったかい物を食べると身体が温まりますよね。
温かい食べ物は飲み込んで20秒ほどで胃に到達し、しばらく胃にとどまります。
その時の温度は50~60度くらいだとか。
そして臓器を温めることになるので、身体の芯から温まる感覚になるのだそうです。
ですが、この温かさは当然胃の中の食べ物が次第に体温まで下がっていくので、長くは続きません。
一時的なものではなく、温かさを長持ちさせる食べ物があります。
ひとつは、血行を促進する食べ物で、ショウガ・にんにく・唐辛子などです。血液は体熱を全身に運ぶ役割があるので、血行促進によってさらに胃に血液が集まって、温まった感覚も増し、この成分が吸収されて全身に回ると身体全体が温まってきます。
もう一つは、たんぱく質を多く含む食べ物、お肉やお魚です。
タンパク質は消化吸収される過程で、他の栄養素より多くの熱を生じるのだそうです。
タンパク質の消化吸収には、数時間かかるので食後しばらくの間は腸内で熱が発生し続けることになり温かさが長持ちします。
なので、この寒い季節にお肉やお魚たっぷりのお鍋に薬味や調味にショウガ・にんにく・唐辛子を使ったお鍋は、身体をぽかぽかにしてくれる最高なメニューなのです。
むかしから、冷えは万病のもとと言われます。
身体が冷えると内蔵の働きが低下して免疫力が下がり心身の不調を招きます。
血行も悪くなるので、お尻に不調がある方は症状の悪化にもつながります。
風邪やインフルエンザが流行る時季。
身体があたたまる物を食べて、お風呂も湯船にゆっくり浸かって、寒さで凝りかたまった身体と心をほぐしてこの季節を乗り切りましょう。
Miya