夜の美術鑑賞
先週末に東京でのセミナーに参加した後、夕食もとらずに向かったのが、上野にある国立西洋美術館です。
上野駅直結ともいえる立地で、迷うことなくたどり着けました。
セミナーは時間が少しおして、19:40ころに終了しました。
なんとこの美術館は、金曜土曜は21時まで開いているとのこと。
下調べをして、翌日早朝よりも良いと思い、空腹を感じつつも足を運びました。
お目当ては、クロード・モネの「睡蓮のとき」という特別展示です。
今年10月から開催され、来年2月までとなっています。
クロード・モネの絵を知ったのは、高校生のときでした。
私の通っていた札幌北高校は当時、美術や音楽の授業が選択制でした。
美術を選んだ私は、課題だった名作の模写の題材に、クロード・モネの「アルジャントゥイユの橋」を選んだことがきっかけです。
大学卒業のときに友人と二人で行ったヨーロッパ旅行では、リクエストしてオランジュリー美術館に一緒に行ってもらいました。
クロード・モネの名画「睡蓮」の連作のなかでも巨大な作品があり、室内をぐるりと囲むように大きな睡蓮の作品が展示されています。
圧倒的な空間でした。
今回は1時間ほどの滞在時間でしたが、夜間で来訪者も少なく、ゆっくりと楽しめました。
国立西洋美術館所蔵の作品はもちろん、海外から集められた多くの作品を鑑賞できました。
帰りはもちろんミュージアムショップに寄り、展覧会のカタログと気に入った絵のポストカードを購入しました。
写真は手前が今回のカタログで、後ろは29年前にオランジュリー美術館で購入したカタログです。
長く自宅に飾っているのでカバーはずいぶん色あせてしましましたが、大切な本の一つです。
せわしない季節であっという間に年末を迎えそうですが、美術鑑賞は自分のための良い時間ででしたよ。
みなさんもお好きなことをして、ゆったりとした時間を過ごせるといいですね。
Akiko