ピロリ菌感染陰性でした

昨年人間ドックで胃内視鏡検査を行った結果、萎縮性胃炎と診断されました。
萎縮性胃炎の原因は、おもにピロリ菌であると言われています。
ピロリ菌が胃の粘膜に感染すると炎症が起こり、徐々に萎縮粘膜部位が広がっていきます。
萎縮性胃炎が進行すると胃癌のリスクが高くなるため、症状がなくても定期的な検査が必要です。
私の場合、ストレスを感じたとしても胃の症状は出ず、頑丈な身体だと思っていましたが、昨年末胃のもたれや不快感を自覚しました。
萎縮性胃炎だということもあり消化器内科を受診しました。
ヘリコバクターピロリ菌の感染を疑い、血液検査でピロリ菌抗体を測定しましたが陰性でした。
念のため尿素呼気試験も行いましたが、これも陰性でした。
尿素呼気試験は尿素を含んだ検査薬を飲み、内服前後の呼気を調べることによって、ピロリ菌の存在を診断します。
胃の中にピロリ菌が存在すると、薬剤の尿素成分を分解し二酸化炭素を発生します。
発生した二酸化炭素はすぐに呼吸で排出されるので、その濃度を測ることでピロリ菌感染があるかどうか調べることができます。
ピロリ菌感染がないのは良かったのですが、加齢に伴う変化で胃の働きも弱ってきているのでしょうね。
胃粘膜を刺激する飲み物や食べ物には気をつけることが大切ですが、具体的にはアルコール、喫煙、カフェインや炭酸飲料の摂り過ぎ、香辛料の摂り過ぎ、脂肪分の多い食事には注意が必要ですね。
年齢が上がっていくにつれ、胃の不快感も出やすくなります。
単なる胃炎と自己判断で市販薬で過ごしていませんか?胃癌になる人の数は40歳を過ぎたあたりから増えてきます。
症状がある方は、きちんと診断を受け、症状がない方でも40歳を過ぎたら胃がん検診をお勧めします。
Mami