便秘症について

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札幌フィメールクリニックの女性肛門外科外来には、痔でお悩みの方だけでなく便秘でお悩みの方も多く来院されています。 

私は札幌フィメールクリニックで働き始めるまで、便秘とは数日間便が出ない状態のことだと思っていました。

ですが、それは間違っていたのです。 

では、どういう状態を便秘というのかというと、 

いきむ・便が硬い・残便感がある・便を出すのが困難・肛門周りを押すなどしないと出ない・週1、2回しか出ない 

これらのうち2つ以上当てはまる方は、便秘症と言えるそうです。 

例えば、「3日に1回しか排便はないけれど何も困っていない」という方もいますが、これは便秘症ではないと言えるそうです。 

毎日排便があってもコロコロ便やカチカチ便でいきんで出す方は便秘症なのです。 

皆さんは便秘症の定義をご存じでしたか? 

普段は便通が良いが、冬になると便が硬くなったり、便秘傾向になりやすいという方も多いようです。 

夏の暑い時期は喉が渇きやすく、汗もかくので意識的に水分を摂りますが、冬の寒い時期は喉の渇きを感じにくくなってしまうため、水分摂取量が減ってしまいがちです。 

身体の中の水分が不足すると、便が硬くなり、便秘の原因となってしまいます。 

冬になって便が硬くなったと感じている方は、冬でもこまめに水分補給をすることを心がけてみましょう。

その際は冷たい飲み物は避けたほうが良いですよ。 

きのこや野菜をたっぷり入れたスープやお鍋も便秘解消にはおすすめですよ。 

また、寒い季節の運動不足も便が硬くなる要因の一つです。

寒いと体温も下がるので、腸の動きも低下する傾向にあります。

外に出るのが億劫になりがちな時期ですが、適度な運動をすることも心がけてみましょう。 

硬くなった便を無理に出そうとすると、おしりに負担がかかり、痔の症状が出るきっかけにもなってしまいます。 

便秘対策をしても改善しない場合には、我慢せず札幌フィメールクリニックへご相談くださいね。 

 

Misaki 

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