つらい痒み

夏といえば、花火大会、ビアガーデン、キャンプ、海水浴など楽しいことがたくさんですね。
札幌市内でもあちこちでビアガーデンが開催されていますし、花火大会も開催されています。
この時期に気を付けたいのが、熱中症対策、日焼け対策、虫よけ対策でしょうか。
私は最近、熱中症対策と日焼け対策は徹底して行っていたのですが、虫よけ対策をすっかり忘れており、先日夜景を見に行った際にさっそく刺されてしまいました。
痒みがつらいですが、冷やしたりムヒを塗ったりしながら、なるべく搔かないように頑張っています。
皆さまも、夏のお出かけ時には、虫よけ対策を忘れないように気を付けてくださいね。
札幌フィメールクリニックにも虫刺されが原因ではないですが、痒みの症状で受診される方がたくさんいらっしゃいます。
肛門外科の場合、いぼ痔でも切れ痔でも痒みを伴うことがありますが、肛門周囲の皮膚炎が原因のこともあります。
風邪による下痢や生理用ナプキンによるかぶれなど、きっかけは様々のようです。
ときに激しい痒みが起こり、我慢できずに搔いてしまう行為が、さらに皮膚炎を悪化させてしまいます。
このような症状に対しては、適切な処方と対処法で治療することができます。
乳腺外科でも乳輪乳頭まわりの痒みで受診される方は珍しくありません。
痒みの症状で受診された場合にも、マンモグラフィや超音波検査を受けていただきます。
乳輪乳頭がただれるタイプの乳がんもあるため、それがないか確認するためです。
検査で乳房の異常がなく、皮膚炎と診断された場合は軟膏による治療開始となります。
場合によっては痒みを抑える飲み薬も処方されます。
おしりの痒みもおむねの痒みも、デリケートな部分で受診をためらってしまう方が多いかと思いますが、つらい痒みは我慢せず、はやめに医療機関を受診してくださいね。
Misaki