検査して損はなし

札幌フィメールクリニックでは、便通異常や肛門からの出血の症状がある方に対して、大腸に病気がないのか確認をするため、必要に応じて大腸内視鏡検査を行います。
また健康診断で便潜血検査陽性となった場合にも、大腸内視鏡検査に進みます。
検査を受けるつもりで、当クリニックを選び受診される方は大変多いです。
女性医師ということも選ばれる理由の一つです。
毎日のように大腸内視鏡検査を行う中で、大腸憩室を確認することが多くみられます。
大腸憩室とは、大腸の壁の弱い部分が外側に向かって、小さな袋状に突き出したところです。
便秘で腸の内圧が上昇した状態や、加齢に伴うことで圧に耐えられなくなるなどで憩室ができると考えられています。
便通コントロールは、とても大切ですよ。
憩室があっても症状が出なければ治療の必要はありません。
憩室の内側のくぼんだ部分に便などが嵌まり込み、細菌が増殖することがあります。
炎症が強いと膿が溜まったり、穴が開き腹腔内に漏れ出して腹膜炎となり危険性を伴います。
この場合は生命に関わってきますので、外科的治療となります。
大腸憩室炎を起こすと、腹痛や発熱などの症状が出ます。
憩室があると言われた方は、腹痛などで医療機関を受診された際に、知らせていただくと診断の手立てとなります。
このように大腸内視鏡検査では、大腸がん以外の病気や大腸内の状態も観察します。
40歳以上の方は検査を受けても損はないでしょう。
50歳を過ぎたら症状がなくても大腸がん検診として一度は受けてみてください。
Mami