座りすぎ

1時間座ると22分余命が縮む・・・という衝撃の研究データを、最近あるコラムで目にしました。
みなさんは朝起きてから夜寝るまで、合計して1日どれくらいの時間座ったり、横になったりして生活しているか考えたことがありますか?
厚生労働省の国民健康・栄養調査によると、日本の成人で1日の総座位時間が8時間を超える人の割合は、男性38%、女性33%だそうです。
日本人の平均睡眠時間が7時間程度なので、睡眠時間より座って過ごす時間が長い人が多いことが分かります。
コロナ禍より、リモートワークの浸透によりデスクワーカーが増え、座位時間はますます増えたと思われます。
座りすぎによる健康への影響は、肩こり・腰痛のほかに、肥満や糖尿病、心血管疾患、がん、うつ病、認知症の発症、さらには死亡等のリスクを高めるそうです。
座ったままでも、休憩のタイミングに片足ずつ太もも上げをしたり、足の指をグーパーしたり、立ち上がれるなら軽いスクワットや足踏みでもよいそうです。
いざ「運動しましょう」というと拒否反応が出てしまいがちですが、「30分に1回立ち上がって少し動きましょう」であれば出来そうな気がしませんか?
日々の習慣を変えることは、なかなか難しいですが、小さなことから始めて習慣を変えていけるといいですね。
「どれくらいの時間座っていますか?」という質問は、実は肛門外科の診察室でも聞くことがあります。
長い時間トイレに座っていることで、お尻周りのうっ血を招きお尻の症状を悪化させてしまうからです。
携帯や本を持ち込んでトイレ時間の長い方、いらっしゃいませんか?
おしりによくありません。
便秘や排便リズムで悩まれている方は、お薬で改善することが多いのでご相談くださいね。
Miya








