骨密度

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昨日のAIR-G’ ふふふでは、骨密度のお話をしました。 

皆さんは日ごろ、骨密度について気にかけて生活していますでしょうか? 

骨密度とは、骨の量とその質について表すものですが、当然年齢とともに低下していきます。 

骨の量は思春期から増えていき、20歳ころにピークを迎えます。 

古い骨は破骨細胞という細胞により吸収され、骨芽細胞によってあらたな骨が作られる、骨リモデリングというしくみによって、おおよそ40代半ばまで、維持されます。 

そしてその後は徐々に減っていきます。 

骨密度が減ってしまった状態を骨粗鬆症と呼ぶのは、皆さんご存じかと思います。 

正確には、若い成人の骨密度と比べて70%以下、または標準偏差で-2.5以下になると、骨粗鬆症と診断されます。 

加齢によって起こる骨粗鬆症以外にも、他の病気やその治療の影響で、骨粗鬆症がすすむ場合もあります。 

骨密度を測定する方法はいくつかあります。 

腰椎と大腿骨頸部をX線で測定するDXA法、超音波でおもに踵の骨をしらべるQUS法、手のX線撮影で測定するMD法などがありますが、現在のところ世界基準の測定方法はDXA法です。

平らな台の上に仰向けに寝て、撮影します。 

骨粗鬆症は男性よりも女性に多く、それはもともとの骨の量が、女性は男性よりも少ないことがひとつの理由です。 

また女性は、閉経後に急激に骨密度が減少します。

女性ホルモンであるエストロゲンが骨を作ること、壊すことの両方にかかわっているからです。 

他にも、骨粗鬆症の原因として、無理なダイエットや運動不足も挙げられます。 

骨密度が低くなると、骨折の危険が高まります。

些細なことでも骨折してしまうのです。

そして骨粗鬆症による骨折を一度おこすと、再び骨折するリスクが非常に高くなってしまうのです。 

人生100年時代と言われる現在、骨の健康を長く維持することは、自分の力で生活していくことに直結します。

ぜひ意識して生活しましょう。 

 

Akiko 

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