精密検査が多かった1年

今年もあと残りわずかで一年が終わりますね。
皆様の一年はいかがでしたか?
この一年日常生活の中で、何か「これまでよりも多い」と感じたことはありましたか?
例えば熊のニュースを観ることが多かった。
仕事量が多く残業することが多かった。
旅行に出かける機会が多かった。
家族や友人と過ごす時間が多かったなど、ライフスタイルや環境が異なるため多種多様かと思います。
私はというと乳腺外科受診者さんが多く、病気診断するため精密検査へ進む方が多かったことです。
マンモグラフィ検査や超音波検査で異常が確認された場合、さらに精密検査を行います。
腫瘤が良性と考えているが実態を明らかにするための細胞診検査。
また悪性を疑う場合に行う組織診断。
どちらもしこりに針を刺して採取し、病理医に診断してもらう検査です。
女性の9人に1人は乳がんに罹患すると言われる身近ながんですが、本当に目の当たりにしました。
検査数が多いと確信したのは、そのレポートの数です。
患者さんの検査結果レポートは1冊のリングファイルに、1年毎とじ込み保管しています。
例年までは1冊で収まっていましたが、今年はリングが閉まらず2冊目に突入しています。
良性の結果も含め、精密検査に進む患者さんが多かったと言えます。
乳がんはしこりなどの症状を自分で見つけることができますが、早期の場合は自覚症状がないことも少なくありません。
そのためには乳がん検診が大変有効です。
日本の乳がん検診率は約45%と、先進国の中でも非常に低いです。
40歳以上から好発年齢に入りますので、まだ検診を受けたことがない、あるいは過去に受けて期間が空いている方は2026年はぜひ受けてくださいね。
札幌フィメールクリニックは、今年の診療は本日で終了です。
2026年1月5日より通常診療です。
ご予約は夜間休日を問わずWebで可能ですので、ゆっくりと過ごせる時間が持てたら、ぜひご検討ください。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
Mami








