院内処方について

当クリニックでは『院内処方』を採用しています。

院内処方を採用した一番の理由は、患者さん、とくに肛門科を受診された方のことを考えた結果です。

日本では現在、『医薬分業』といって、診療を受けた病医院で処方箋を発行してもらい、薬は調剤薬局(保険薬局)で処方してもらうという分業制が推し進められています。

いわゆる『院外処方』の形態です。

患者さんは病院の後に調剤薬局に寄り、初めてであれば問診票のようなアンケートに回答し、処方されたお薬を目の前に並べてもらって説明を受けます。

お決まりの白い紙袋に薬を入れてもらいますが、痔の軟膏を4週間分くらい処方されると、外用薬の袋からはみ出しそうなくらいのボリュームです。

勇気を出して肛門科を受診した方が、またほかの場所でおしりの調子が悪いことを話すことにもなります。

二度手間な上に、居心地が悪い気がしました。

この部分をもっと快適な新しいスタイルで提供できないかと考えました。

診察時に必要な治療について説明し、薬のお値段をお伝えしてから何日分の処方をするか相談します。

薬の使い方や副作用についてもお話ししてから、その場で薬の数を確認しています。薬剤情報とともに写真のような袋に入れてお持ち帰りいただきます。

こうだったらいいな、と考えたひとつひとつを、このクリニックで実践しています。

 

[by AKIKO – DIRECTOR]

公式ウェブサイトはこちら
http://sapporo-fc.jp/

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