便秘 総まとめ
もう、早くも2月ですね。
時が過ぎるのが本当に早いです。
昨日、1月5週目のAIR-Gでは、便秘についての総まとめ、をお話してきました。
まずは、便秘の定義です。
お通じは毎日ある人もいれば、1日数回食事の度にあるという人もいますし、2,3日に1回だけど辛くないという人もいて、それぞれです。
便秘とは、排便に困難を感じている状況で、毎日出ていても、硬くてつらいなどの状態であれば、それは便秘です。
また週2回未満しか出ない場合も便秘とします。
次に便秘の治療ですが、まず頻度や硬さ、食生活や日常の活動の程度などを聞きます。
ここに明らかな便秘の原因があることも多いからです。
ダイエット目的で極端に食事量を減らす場合などが良い例です。
自力で便秘対策をしても改善しない場合は、便の性状をコントロールする治療から始まり、便意がない場合は、便秘薬を開始します。
数十年前からある便秘薬は、大腸刺激性下剤といい、大腸粘膜に影響を与え、徐々に服用量が増えてしまう傾向がありましたが、ここ数年で、新しい慢性便秘の薬が複数発売されており、頑固な便秘にも効果が期待できるようになりました。
アミティーザ、リンゼス、グーフィス、モビコール、ラグノスなどが、「慢性便秘」に適応があります。
これらは医療機関で医師が処方するものですので、受診して相談してください。
便秘ぐらいで医療機関を受診するなんて、と思うかもしれませんが、そのようなことはありません。
乳児のうちから便秘というお子さんもいますので、大人も子供も、できれば早い段階で相談して、スムーズな便通を目指しましょう。
便は出すものではなく、自然と出るものだ、ということを、小さいうちから体感してほしいと思います。
Akiko