便秘=下剤の前に

benpiyaku

札幌フィメールクリニック肛門には、痔の症状で受診される方が殆どですが、患者さんの便通異常が引き金となり、痔悪化している事が少なくありません。

便通異常とは、すなわち下痢や便秘です。 

特に便秘の方は、便秘=下剤とお考えの方が多いように感じます。 

 

便秘だと、なかなか便が出にくいため、トイレにいる時間が長かったり、必要以上にいきみ肛門に負担をかけがちです。

便秘によって肛門の症状が悪化してしまうことがわかると便をすっきり出そうと、下剤を服用する方向に

下剤はドラッグストアで簡単に買うことができますので、便利に感じているかもしれません。 

 

私は患者さんにお薬の説明をする際、食生活についてもお伺いしています 

一日三食バランス良い食生活を送っているにも関わらず便秘の方もおられますが、朝は忙しいため朝食を抜く方、ダイエットで食事の摂取量を極端に減らしている方そして不規則な食生活を送っている方が以外と多いことに驚きます。 

 

便の量をあるていど保つためには、食物繊維の摂取が必要で、食事における食物繊維の量が便の量に影響します。 

肉や揚げ物などが中心の食事でも、必要なカロリーを確保することはできます。

しかし、食物繊維が不足していれば満腹に食べても、便はそれほどつくられません。 

 

便秘=下剤と、すぐに薬に頼るのではなく、一度食生活を見直し改善がなければ医療機関にご相談ください。 

 

Mami 

ページ上部へ戻る