初心忘るべからず
実は私、4歳から10年間、ピアノを習っていました。
最初は楽しかったはずなのに、だんだん苦痛になっていき、中学3年生のときに辞めてしまいました。
中学生になると部活動が忙しくなり(…というのは言い訳ですが)全然練習しなかったので、上達もせず、そして先生に怒られる…と言う負のループに陥っていました。
その後、20代のときに即席バンドでキーボードを弾いてみたり、ジャズピアノを習ってみたこともあったのですが、続きませんでした。
時を経て、最近、弾いてみたいなぁという曲に出会い、電子ピアノを購入しました。
当初、中古の電子ピアノを探していたのですが、コロナの影響でおうち時間が増え、電子ピアノを購入する方が増えたそうで、あまり在庫がありませんでした。
新品の電子ピアノも、海外から部品が入らず、入荷待ちと言われたお店もありました。
数日に分けて楽器屋さんや電気屋さんを回り、その都度値引き交渉を行い(笑)、とうとう我が家に電子ピアノがやってきました。
実は、自宅にアップライトピアノがあるのですが、調律をしておらず、そして時間を気にせず弾くことができないため、ほぼ物置状態となっております。
電子ピアノはヘッドホンを使うことができるのが魅力のひとつです。
さて、早速弾いてみました。
おや、指が全然動かないではありませんか!
それは、早く走りたくて気持ちだけ前のめりになり、そして転倒する感覚に似ています。
いやいや!
10年も習ってきたんだから弾けるでしょ!
と思い、小中学生のときに使っていた練習曲の教本を引っ張り出して弾いてみるも、驚くほどに弾けませんでした。
振り返ると、ピアノを辞めて何十年もブランクがありますもんね。
弾けると思っていた自分が恥ずかしい…。
それにしても「ドレミファソラシド」もうまく弾けないなんて…。
初心忘るべからず。
今は指をほぐす教本から始めています。
弾いてみたいあの曲が弾けるころ、それは「懐メロ」になっているかもしれません。
ちなみに、写真の教本は中学生のときに使用していたものです。
3曲だけ習って辞めたので、とてもきれいです(笑)。
MNG Takahashi