新型コロナワクチン接種後反応

北海道内では、医療従事者や高齢者施設での新型コロナワクチン接種がほぼ終了し、一般の高齢者への接種、そして持病のある住民への接種申し込みが始まっています。
そんな中、札幌フィメールクリニックの乳腺外科外来に、ある似た症状で来院する方がおり、日本乳癌検診学会からも論文の早期公開とともに情報提供があり、こちらでお知らせすることにしました。
症状はわきのリンパ節の腫れと痛みです。
新型コロナワクチン接種は肩の筋肉(三角筋)に注射することが多いですが、注射した側の腋窩リンパ節の腫れの症状がおこる方がいます。
痛みのない方もいらっしゃいます。
私の経験した症例は、接種後2日目くらいに腫れを感じた方が多く、ほとんどの方は2,3日で気にならなくなっています。
このリンパ節の腫れは反応性の腫大といって一時的なものなのですが、自覚症状がおさまったあとも、6~10週間ほど、リンパ節が腫大した状態が続く方がいるそうです。
乳がん検診を受けて、リンパ節の腫れを指摘された場合は、ワクチン接種を受けた時期について、一言伝えていただくと、診断がスムーズになります。
乳がん経験者の方が新型コロナワクチン接種を受ける場合は、がんを患っていない側の肩への注射、もしくは太ももへの注射をお勧めします。
ワクチン接種を受けた方が身近にいる場合は、接種後の反応として、発熱や身体のだるさ、関節痛などがあったと聞いたかもしれません。
これらは感染したわけではなく、短期間でおさまる症状ですので、このことを理由に接種しないと判断する必要はありません。
今後若い世代にもい徐々にワクチン接種の機会がやってくると思います。
国の施策ですので、料金はかかりません。
副反応を恐れすぎず、接種について検討してくださいね。
Akiko