日曜乳がん検診

去る5月11日は、母の日でしたね。
この日札幌フィメールクリニックでは、「母の日 日曜乳がん検診」を行いました。
平日は仕事、子育て、介護などで乳がん検診を受けることが難しい女性のために、年に数回日曜日に診療を行っています。
日曜乳がん検診と謳っておりますが、自覚症状がある方はもちろん、肛門外科も診療しております。
今回も毎年定期的に乳がん検診に来られた方、乳房に症状があって受診された方と様々でした。
2024年の女性の乳がん罹患者数は、国立がん研究センターの統計によると約10万人と予測されています。
もしかすると、もっと多いかもしれませんね。
9人に1人が乳がんを発症している状況です。
この割合だけをみると、いつかは自分も乳がんになってもおかしくない数値です。
札幌フィメールクリニックで行われるマンモグラフィと超音波検査でしこりがある場合、良性か悪性の鑑別を行う検査を必要に応じ行っています。
良性を疑うが正確に診断をつけるために、細胞診といって腫瘍部分に細い針を刺し細胞を吸引します。
この検査を行う場合の多くは、受診当日に行っています。
強く悪性を疑う場合は、組織診といって腫瘍部分に太い針を刺し、組織の塊を切り取って採取します。
細胞診よりも針が太く痛みも伴うため局所麻酔で行う検査です。時間を要するので後日改めて行うことが多いです。
先ほど9人に1人の割合で乳がんに罹っていると記載しました。
札幌フィメールクリニックでも受診される患者さんが多くなればなるほど、検査の結果、乳がんの診断を受ける方が多いのが実情です。
もう身近な病気と言って良いほどです。
札幌フィメールクリニックでは、日曜乳がん検診の日を設けてはいますが、診療を行っている日はいつでの、乳がん検診を受けられます。
定期的に胸のセルフチェックを行い、「手に触れるしこりはないので私は大丈夫」ではありませんよ。
やはりマンモグラフィや超音波検査が有用となりますので、確実に安心するためには、乳がん検診を受けてください。
また乳房に気になる症状がある方も、ぜひ受診してくださいね。
当クリニックの次の日曜乳がん検診は7月6日です。
どうぞ御都合をつけてお越しください。
Mami