ジェネリック医薬品

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調剤薬局でお薬を処方してもらう時に、ジェネリックを希望するかどうか聞かれたことはありませんか? 

ジェネリック医薬品は、先発薬の特許が取れた後に、新薬と同じ有効成分で作られ品質、効き目、安全性が確認された、先発薬と同等なお薬です。 

厳しい試験にも合格し、厚生労働大臣の承認を受け国の基準に基づいて製造・販売されています。

先発薬に比べ開発費や開発期間が少ないため、先発薬より低価格で提供できるのです。 

同等という表現は使われていますが、厳密にいうと「ほぼ同じようなもの、同じ程度のもの」という意味です。 

主に生活習慣病や慢性疾患などの先発薬を長期服用されている方、お薬代が一定額以上軽減される見込みのある方に対し、8月下旬頃に「ジェネリック医薬品軽減通知」が送付されています。

健保組合加入者全員に通知されるものではありませんが、ジェネリック医薬品に切り替えた場合のお薬自己負担額がいくら減るかをお知らせするものです。 

調剤薬局で奨められてもジェネリック医薬品に変更するかは、最終的には患者さんの意思・選択によります。 

長期にわたって投薬が必要な「高血圧・糖尿病・高脂血症」などの慢性疾患ではジェネリック医薬品に変更した場合の自己負担額が大きく減額になります。 

一方、薬剤によっては後発医薬品では十分な効果が得られない場合もあり得ますので、まずは該当する薬剤をジェネリックに変更しても問題ないかを担当医師に相談してみましょう。 

ご自身が処方され服用しているお薬が何に効き、何のために処方されているか、きちんと理解して服用することも治療のためにとても大切なことです。 

マイナンバーカードの保険証利用で、同意により薬剤情報の閲覧も可能になったので、診察の際に患者さんの服用状況を把握することは可能になりました。 

ですが、患者さんご自身も、薬の難しい名前を覚えるのは困難かもしれませんが、お薬それぞれが何の治療のためのもので、どのように服用すべきか、医師や薬剤師のお話をしっかり聞いた上で服用することも大切です。 

お薬を服用されている方は、改めて処方の際に受け取った薬剤情報を見て、ご自身の服用の仕方は正しいのか、飲む回数・錠数などたまに確認してみてくださいね。 

 

Miya 

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