季節を問わず増えています
冬になると訴えが多くなると感じていた血栓性外痔核の症状で来院する方が、季節を問わず受診されるようになりました。
先日もMamiさんが、エアコンによる冷えが原因で血栓の症状で来院される方がいますとブログにあげましたが、暑さが過ぎ、まだ寒くはないこの時期でも、毎日何人もの患者さんが、同じ症状で来院されます。
この血栓性外痔核というのは、外痔静脈叢にうっ血がおこり、体表面に近い部位にできるため、温度が低く固まって血栓になったものです。
自覚症状は硬い腫れと強い痛みなのですが、まったく痛くないけれど、何か腫れているという症状で来院される方も少なくありません。
また、腫れが強い場合は自然に破れてしまい、急に出血を起こします。
血が止まらないと心配で来院される方も多いのですが、固まった血液が溶けているものがほとんどで、どんどん出血しているわけではありません。
冬に症状が出る方は、雪かきをした後に腫れたという方が多い傾向があります。
おしりが冷えた状態で力仕事をすることで、血流が悪くなることが原因です。
他には便秘や下痢など、強いいきみで生じることが多いのですが、半数くらいの方が、きっかけがわからないと話します。
この血栓性外痔核のほとんどは、切除しなくても2,3週かけて徐々に小さくなりますが、激しい症状の場合や、とても大きな血栓の場合、また同じ部位になんども腫れを繰り返す場合は手術も行います。
急に腫れて痛い、という症状は辛いものですが、腫れの部位がおしりなだけに、受診を迷うかもしれませんが、治療を始めると楽になりますので、ぜひ受診してほしいと思います。
最近は夕方の予約枠に余裕があり、当日でも予約可能な日があります。
Webまたはお電話でご予約ください。
Akiko