まずは整腸剤から

seityozai

昨日のAIR-G brilliant days Fでは、整腸剤のお話をしました 

冬の季節は冷えももちろんですが、イベントや年末年始の豪華な食事や、普段より量の多い食事、飲酒や睡眠時間の減少で、お腹の不調をいたす方が多くなる時期でもあります。 

軽い便秘や下痢などは、実は整腸剤の服用で整うことが珍しくありません。

札幌フィメールクリニックでも軽度の便通異常の第1選択薬剤は整腸剤です。 

整腸剤なんて効くの?と思う方も多いことでしょう。

診察時は顔に出さずとも半信半疑の方はある程度いらっしゃるようですが、次の来院時に「整腸剤がとても効いて、排便が楽になりました」と報告してくれる方も少なくありません。 

整腸剤は薬ですが、市販されているヨーグルトや乳酸菌飲料そしてサプリメントなど、腸に良いとされる食品がたくさん発売されており、乳酸菌の株の名前を商品名の一部として販売しているものもあります。 

ヨーグルトなどに含まれる生きた細菌はプロバイオティクス、腸内細菌のエサになり腸内環境を良好に保つことにつながるオリゴ糖や食物繊維などのことをプレバイオティクスと呼びます。 

現在、このプロ・プレバイオティクスがとても注目されており、腸内環境が免疫機能や病気の予防、そして病気の治療にもつながる可能性があり、日夜研究されています。 

腸は私たちの健康の維持のために、常に外敵の侵入に備え、陰ながら活躍する存在です。腸内を良好に保つことは身体を整えることにつながります。 

腸に良いといっても、あるものは効果があり、似たようなものでも効果が感じられないものがあるなど、人それぞれの腸内環境と合うかどうかの違いがあります。

薬ではなくても自分に合ったものを見つけられると良いのですが、旅行に行くと便秘になる、生理前に便秘になるなど、きまった状況下でいつも便秘になってしまう方や、便秘と下痢を繰り返すような方は、薬でのコントロールが効果的です。 

整腸剤は市販薬が複数あります。病院に行く時間がとれないという方は、買って試してみてもよいでしょう。

整腸剤は1錠あたりにたくさんの菌を含んでいますが、胃酸に弱いため、かならず食後に服用することが大切ですので、用法を守って服用してください。 

 

Akiko 

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