マンモグラフィの被ばく線量

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マンモグラフィは放射線を使用する撮影装置です。

放射線を使用する検査をできるのは、法律で診療放射線技師と医師だけと決まっています。 

放射線というと被ばくが心配になる方も多いのではないでしょうか? 

私も撮影前によく、患者さんから被ばくに関して聞かれることがあります。 

実は、マンモグラフィの被ばく線量はかなり微量です。

皆さんそれぞれ乳房の大きさや厚みが違うので、被ばく線量は人によって異なりますが、当クリニックで使用している装置では、平均して1mGy程度になっております。

わずかな量ですので、1年に1回マンモグラフィ検査による乳がん検診を受けることは、被ばく線量の観点からはまったく問題ありません。 

札幌フィメールクリニックでは一昨年、令和4年10月にマンモグラフィの装置が新しくなりました

それ以前から受診しマンモグラフィ検査を受けている患者さんの過去の画像を比較した際に、以前の装置より被ばく線量が減っています。

撮影装置の更新により、さらに被ばく線量が減りました。 

レントゲンやCT検査、血管造影などの透視検査だと、もっと多くの被爆線量がかかります。 

特にCT検査の線量が多くなっています。 

放射線を扱う検査のため、妊娠中の方はマンモグラフィを撮影することができません。

妊娠中に気になる症状があり来院された方には、エコー検査のみ受けてもらっています。

授乳中の方も、撮影は控えます。 

乳房の厚みは皆さんそれぞれ違いますが、できるだけ圧迫する力をかけて乳房を薄く伸ばした方が、良い画像が得られるだけでなく、被ばく線量は少なくなります。 

撮影時に痛みがあるか必ず聞くようにしていますが、痛みがない方の場合は最大限まで圧迫させてもらっています。

実際の線量を確認すると、やはり被ばく線量は少なくなっていますね。 

放射線を使う検査は体に何か影響があるのではないかと、不安に思う方もいらっしゃるかと思いますが、被ばくが少ないということをあらかじめ知っていたら、検査も受けやすくなるのではないでしょうか? 

もちろん、被ばく以外でも不安なことがありましたら、なんでもおたずねください。

初めての方には、イラストを用いて説明しています。 

検診は定期的に受けてもらいたいですが、症状がある方も放置せず、受診していただけたらと思います。 

 

Wakana 

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