乳癌学会に参加
先週、仙台にて開催された乳癌学会に参加しました。
最近の学会ではライブ配信やオンデマンド配信もありますが、自宅にいてもなかなか集中できません。
時間を作って現地参加すると、意欲的に講演を聴くことができるので、行ってきました。
今回は遺伝子診断や新しい治療法について、興味深く聴いてきました。
遺伝子診断というのは遺伝性のがんの診断ではなく、がんの治療をすすめるうえで、効果的な治療法を判断するためのがん細胞の遺伝子診断です。
現在乳がんに対しては、ホルモンレセプターやHER2の発現など、がん細胞の性質を評価して治療をすすめるのが標準的ですが、今後はがんの遺伝子診断を活用して、さらに個別化した治療の検討がなされていくことが予想されます。
学会に参加するたびに思うのですが、日夜研究に励んでいただいている方がいるからこそ、診療の現場で新たな治療を提供できるので、研究者の皆さまには感謝しかありません。
学会終了後はプライベートで1泊旅程を延ばし、山形へ足を運んでみました。
米どころですので美味しい日本酒がたくさんあり、海の幸山の幸を堪能しました。
仙台を発つ前に「全国やきものフェア」をのぞいてきました。
とてもたくさんの地域から窯元が出店しており、ひととおり巡り楽しみました。
また山形の酒田市では、「傘福(かさふく)」というつるし雛と似た飾りが展示されていると知り、そちらへも伺ってみました。
たくさんの傘福が飾られた部屋は圧巻で、建物は歴史のある料亭だったそうです。
酒田は北前船で非常に栄えた地域でだそうで、私の乏しい日本の歴史の知識が少し豊かになりました。
東北にはまだまだたくさん良いところがありそうで、機会があったらまた訪れたいと思いました。
Akiko