便のチェック
みなさんはご自身の便を観察することがありますか?
食べたものが胃や小腸、大腸で消化・吸収され、残ったものが便として排出されmすが、便は健康のバロメーターといわれていて、身体のコンディションは便の形や色、においや量にも表れます。
体内で必要な栄養を吸収した後なので、食べ物のカスだけが便になると思われがちですが、実は便の約80%は水分でできています。
便の形は含まれる水分量によって決まっていて、水分が十分に保たれていると適度、腸内を移動しやすい硬さの便の形成につながります。
理想的な便とは、黄褐色のバナナ状または半練り状でにおいが少なくスルっと出るソフトなものです。
水分不足が原因で便秘気味の方は、水分をしっかり摂取することで、腸の動きが活発になって排便がスムーズになりやすいので、便に必要な水分を確保できるように日頃からこまめな水分摂取を心掛けましょう。
軟便、ドロ状の便が続いている方は、腸が正常に機能していない可能性もあり、何らかの疾患が隠れている場合もあります。
また日常服用しているサプリメントや薬の影響で、便通の異常を起こしていることもありますよ。
便通やおしりのお悩みがある場合は放置せず、かかりつけの主治医にご相談いただくか、医療機関の受診をおすすめいたします。
良い便を作るために大事なポイントは、「作る力=食物繊維」「育てる力=腸内細菌」「出す力=運動」です。
日々少しでも意識していくことで、便の様子にもきっと変化があると思いますので、ぜひご自身の排便をチェックしてみてくださいね。
今年も残りわずかとなりましたが、心身ともに健康的に過ごし、素敵な年末年始を迎えましょう!
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