こどもの便秘

先日の新聞に、隠れ便秘の疑いのある小学生が2割超という調査結果の記事が出ていました。
1週間のうち「排便が2日以下」「硬い便が2回以上」のどちらかでも当てはまれば、便秘の疑いになります。
また、毎日排便があっても便の形状も大切で表面がひび割れた硬い便やコロコロ便ではなくバナナ状が理想です。
食事の内容や量は目に見えやすいですが、子供の成長と共に排泄は見えにくくなります。
子供も硬い便や大きい便が続き痛い思いをすると、恐怖で我慢するようになり、便意を放置すると今度は身体が少量の便では便意を催さなくなります。
それによって、便が更にたまって硬くなるという悪循環をくりかえし、結果、便意を感じない腸になり、便をため込む癖がついてしまうのだそうです。
子供の場合、離乳食・幼児食の開始時など食生活が変わるタイミングや、入園・入学など環境が変わる時期が便秘になったり、悪化したりしやすい時期です。
ここは、環境が変わりやすい春にお尻やお腹の不調が多くなる大人と同じですね。
小学生の便秘は、乳幼児の頃から持ち越されている可能性も大きいそうです。
オムツがはずれ、そのうち一人でトイレに行けるようになると、親は成長の喜びと育児が少し楽になった喜びが大きく、子供からのメッセージがないと、排便状態を気にかけたりチェックする機会も減って来ます。
日頃から、大人が正しい知識をもって親子の日常会話で健康チェックとしても、排便について話題にしたり、こどもが便の状態を報告し合えるような環境作りも大事かと思います。
札幌フィメールクリニックの肛門外科での診察時や問診票で感じるのは、意外とご自身の便の状態がどのようなものかを観る習慣がなかったり、トイレに座っている時間が異常に長いことを気にしていなかったり、ご自身の排便状態をあまり意識していない方が多くいらっしゃることです。
便秘改善にはまず、自分の便の状態を知ることが第一歩。
ネット上に便の性状をチェックする「うんちチェックシート」があります。
https://toilet-magazine.jp/unchiweek
目で見てわかりやすくゲーム性や競争感覚のあるものに子供は興味を示しやすいので、チェックシートなどを生活に取り入れながら、幼少期から排便のあと自分の便を観察する習慣が身につくといいですね。
Miya