冬に流行する胃腸炎

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昨日のAIR-G’ ふふふ では、冬に流行する胃腸炎のお話をしました。

冬になると、インフルエンザ感染症のほかに感染性胃腸炎の患者さんが増えます。

病原体が身体に入り、それが胃腸に感染することで起こるのが、感染性胃腸炎です。

感染性胃腸炎の原因には、細菌性とウイルス性がありますが、

冬はウイルス性胃腸炎が多く、

とくにノロウイルスとロタウイルスが大半を占めます。

ロタウイルスの感染はほとんどが小児です。

ウイルスに汚染された二枚貝などを生で食べたり、感染している人がいる場でウイルスが付着した食事をとったり、または手指についたウイルスが口から入って感染します。

とくにノロウイルスは10個ほどでも感染してしまうおそれのある、非常に感染力の強いウイルスで、ほんの少量身体に入ってしまうだけで、激しい症状を起こします。

感染してから症状がでるまでの潜伏期間は、原因ウイルスにもよりますが、1日から3日程度で、症状は腹痛と嘔吐、下痢、発熱です。

ウイルス性胃腸炎に対する特効薬はありませんので、症状に応じた治療になりますが、主に脱水を補正する治療です。

便の検査でウイルスを特定することができますが、多くの場合、治療内容が大きく変わるわけではありません。

嘔吐や下痢があっても、水分摂取ができるのであれば、自宅で安静にしてもらいます。

小児や高齢者は脱水になりやすいので注意が必要です。

ノロウイルス感染の症状は1日から2日でおさまります。

ロタウイルス感染はもう少し長く、5日程度続きます。

下痢をしているときは、使用後のトイレを流すときにフタをしめてから行うようにし、汚れた場合は素手で触らず、塩素系漂白剤の次亜塩素酸ナトリウムを使って掃除しましょう。

予防の基本は手洗いです。

どの病原体も手指から体内に侵入する場合が多いので、トイレの後は石鹸を使ってしっかり洗い、食事の前にも手洗いすることを習慣としましょう。

せっかく手洗いをしても、スマホを食卓に持ち込むと、そこに付着した病原体が手指に付いて身体に取り込まれる可能性がありますので、気を付けてください。

キッチン回りも清潔を保つよう心がけましょう。

 

Akiko

 

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