胆石症

突然激しい腹痛に襲われる病気はいくつもありますが、その中の一つに、胆石症による腹痛があります。
食生活の欧米化や高齢化などに伴い、昔よりも発症する割合が高くなっています。
胆石症とは胆汁の通り道の中に石が詰まり、痛みなど様々な症状を引き起こす病態です。
毎日肝臓で600mlほど作られている胆汁には、有害物質や不要なコレステロールなどを排泄し、食物中の脂肪やビタミンの消化、吸収を助ける役割があります。
この胆汁の成分が、胆のうや胆管で結石を作ってしまうのが胆石です。
胆石ができていても無症状なことがありますが、胆石のあるところに細菌が感染すると、急性胆のう炎や急性胆管炎が起こり高い熱が出るようになります。
適切な治療が行われないと、生命に関わる病気でもあります。
私が以前勤めていた病院は消化器内科、外科でしたので、このような症状の患者さんが多く見受けられ、時には救急搬送され手術に至る患者さんもおられました。
胆石は生活習慣と密接に関連しているようで、肥満、糖尿病、脂質異常など影響を及ぼす要因となっています。
やはり規則正しい生活が基本的ですが、暴飲暴食を避ける、コレステロールや脂質の適量摂取、アルコールや香辛料の過度な摂取を避ける、便秘の予防などです。
診断には画像診断が行われ、胆嚢炎や胆管炎などの疑いがあるときは、血液検査も行います。
症状がなくても、胆石の有無は体に負担の少ない腹部超音波検査が有効です。
人間ドックや検診などの項目に追加してみてはいかがでしょうか。
Mami
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