何を受けたらいい?

mammography

乳がん検診を受けましょうといつもお伝えしているのですが、いつ、どこどのような検査を受けるとよいのかわからなくて、きっかけを逃している方もいるかもしれません。

症状がなければなおさらですよね。 

 

検診での検査の種類、主にマンモグラフィ超音波の2つがあります。 

マンモグラフィは若い人には向かないと言われますが、そうとは言い切れません。

乳房内の乳腺の割合が高い状態を高濃度乳腺(デンスブレスト)といいますが、日本人は高濃度乳腺の方が多マンモグラフィ上で乳腺が真っ白にうつります。  

そこに腫瘍があっても、腫瘍も白くうつるので見つけづらいことあるのです。 

 

しかし、若い方全員が高濃度乳腺ではありません。

当院は20代、30代の受診者も多いのですが、マンモグラフィが効果的な方もたくさんいます。

また、50代、60代でも高濃度の方もいます。

一度マンモグラフィを受けて、ご自分の乳腺の状態の説明を受けてから、今後の検診の受け方を決めるといいでしょう。 

 

実際の画像を見ないとわかりづらいと思いますので、こちらのサイトの画像を参考にしてください。参考:フィリップス 

https://www.philips.co.jp/a-w/healthyjapan/breast-cancer/breast-cancer-drfukuda.html 

 

超音波検査は乳腺内にある腫瘤つけることができます。

マンモグラフィにはうつらないような小さな嚢胞などもみつけることができます。 

だったら超音波検査だけでいいのではと思うかもしれませんが、超音波では乳がんのサインのひとつである、微小な石灰化検出できません。

マンモグラフィは、前回の検診時の画像と比較できるという利点もありますので、早期発見には欠かせない検査と言えます 

 

それぞれ性質が違う検査なので、組み合わせて受けるとさらに安心できると思います。 

初めて検査を受ける方もたくさん来院しますが、スムーズな検査にもう終わりですか?」とか「思っていたより痛くないし、詳しく説明してもらえて安心できましたなど、ご満足いただいるようでうれしいです。 

 

乳がんはまだ増加傾向にあり、若い方の乳がんも増えています。 

検診を受けることが当たり前になって欲しいなぁと思います。 

 

Kaori 

 

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